ダウンを使った衣類のクリーニングは、本当は水洗いの方が良いって知ってます?

水洗いでのクリーニングが向いてる理由

理由は、ダウンを使った衣類をドライクリーニングで繰り返し洗うと、羽毛の持ってる油分を取りすぎてしまうからです。とはいえ、衣類の素材によっては、当店でもドライクリーニングでの処理を選ぶのですが。

逆に、最近はドライクリーニング不可のダウンを使った衣類も増えてます。主な理由は、羽毛を包んでる布や、樹脂パーツ、ロゴのプリント、付属品がドライクリーニングに向いていない素材だからです。

特に、ファストファッションの場合は、コストを下げるため、目の細かい特殊な布で包むかわりに、樹脂コーティングした布を使って羽毛が飛び出さないように工夫しています。もし、ドライクリーニングで洗ってしまうと、樹脂コーティングが徐々に取れて、羽毛が飛び出しやすくなるので、ドライクリーニング不可の表示がついています。

また樹脂パーツをつけたものや、ロゴをプリントしたものなども、ドライクリーニング、特に乾燥機による長時間の乾燥には、あまり向いていません。当店では、『ゆっくり乾燥』で処理しているので、ドライクリーニングで処理する衣類でも、樹脂パーツの破損が起こりにくくなっています。その代わり、納期に関しては、10日前後をいただいています。

水洗いでクリーニングしても大丈夫?

ここで誰もが思う、ダウンを使った衣類を水洗いすると、風合いやボリューム感が損なわれるのでは?、という疑問については、半分正しくて、半分間違ってます。要するに、羽毛の質によるところが大きいです。一定以上の品質の羽毛ならば、水洗いしても、風合いやボリューム感が損なわれる事はありません。某ブランドのように、水浴びしてる水鳥の絵をあしらってる所もあります。

ただ、現実問題としては、羽毛自体の価格の高騰や、表示偽装が問題になってる昨今、購入時、値段が高かった物や、有名なブランド品でも、残念ながら羽毛の品質が低い場合、洗う前ほどのボリューム感が出ない場合もあります。

先日も、同じ某有名ブランドの2着を、洗濯表示通り、水洗いとドライクリーニングで、それぞれ洗ったのですが、仕上がった状態では、風合いやボリューム感に違いが出ませんでした。なぜ、違う洗い方を指定してるのかというと、同じブランドでも、部分的に使ってる別布の種類によって、洗い方の指定を変えてるようです。

また、水洗いにこだわるもう1つの理由は、最近の若い方の着こなし方を知ったことも大きいです。ダウンを使った衣類の下のトップスは薄着、例えばTシャツだけだそうです。そのような着こなし方だと、裏地に、汗汚れが残り気味になってしまいます。残念ながら、ドライクリーニングのみの洗いだと、汗汚れなどの水溶性の汚れは、完璧には落とせません。

終わりに

以上で、ダウンを使った衣類は、本当は水洗いを勧めてる件についての説明を終えたいと思います。

2022年5月25日衣類について

Posted by 新米店長